2012年05月17日

2011年の相談件数を・・・

いただいた資料で低用量ピルの年間相談件数のリストがありました。
製薬会社や家族計画協会の連携のものでしたが、年齢別にみると35歳以上の相談件数って
ダントツに多いのですね・・・
ちょっと時間があるときに受診か電話で〜っていう人が多いのか
周りに相談できる人がいないのか、件数だけで見れば20歳未満の数字より10倍多いところも。

このような資料をいただいたので低用量ピル普及委員会でもどれくらい年間相談があるのか
地道にカウント作業をしていました。
そしてこれが長かったですあせあせ(飛び散る汗)
意外に多い。

mixiのコミュだけで数えたので、個別の相談数などはカウントしてませんけど
やっぱり飲み忘れの相談は多いのですね。

この作業、ひと段落はしましたが、エクセルの作業にひと苦労。
使う機会のないものを使ったので、利用してるのかされてるのか・・・もう少しちゃんと勉強しなくては
いけませんね・・・


*********************
昨日になって子宮頸ガン・ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを定期予防接種の対象とする方針のニュースが
飛び込んできましたね。
子宮頸ガンのワクチンが認可された時、GREEの子宮頸ガンのコミュでは現在治療された方や治療中の皆さんの喜びの声がたくさん寄せられたのを記憶しています。

「やっと日本でも認可された!」

ヒブに関しても交流サイトなどでは小さいお子さんのお母さんが
ヒブが接種できる病院を探されてたり、費用の情報交換があったり。


予防接種法改正「全部入って先進国レベル」−政府・与党案に日医が苦言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000003-cbn-soci

〜略〜
予防接種担当の小森貴常任理事は16日の記者会見で、予防接種法改正について、「長らく先進諸国の中で最も遅れてきたワクチン行政が、ようやく先進国並みになる。子どもにとり、大きな福音となる法改正にしなくてはならない」と述べた上で、日医として改めて、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がん予防、B型肝炎、水痘、おたふくかぜのワクチンを定期接種化するよう求めた。小森氏は、「全部入ってこそ先進国レベルに達する」との考えを強調した。


*******************
天気が安定しませんね。
こちらでは肌寒かったり、暑かったりで子供たちも若干風邪気味。
私もですが、黄砂が飛んだ日は洗濯物を干しつつくしゃみが・・・
やっと花粉症が治まったかと思ったのですが、もう少し耳鼻科通いが続きそうです。
posted by がる。 at 13:09| Comment(0) | SNSコミュから

2012年03月15日

ご予定はいかがですか?

3月も半ばになりました。
来週は連休から春休み。
4月末から5月前半はゴールデンウィーク。
そろそろ夏休みの海外旅行は予約しておかねば・・・

なんてイベント目白押しの時期には月経調整・月経移動の相談が増える時期でもあります。
ピルユーザーの多くはコツさえ知っていれば調整するのは結構ギリギリでもできますが、ノンピルユーザーさんは初めての受診が不安でギリギリに調整しちゃって〜なんて話もチラホラ。

実際、9月くらいからは大学受験のスケジュールに合わせて早めに低用量ピルでの調整を考える人も増えてますし、可能であれば予定がわかったら早め早めに月経予定日を把握して受診してみるのが一番です。

ピル.jpg


避妊目的で服用しているピルユーザーであっても、自分の出血時期をきちんと把握・必要であれば調整が簡単確実というのはとても強みです。
例えば家族で海外旅行が夏に計画されてるなら、5月くらいから受診していれば旅行前に出血を終わらせてマリンスポーツを楽しむこともできますし、急な温泉旅行があるなら遅らせる調整も可能です。

私の場合で言えば、夏は子供たちとプールに旅行にイベントにと7月後半から8月いっぱいは待ったなしで遊ばなければいけないので、7月夏休み前に出血を終わらせ9月までは出血させないというのが夏のサイクルになってます。出血自体は少なく数日で終わるので出血させてもいいのですが、夏は遊ぶ!と決めたらこのサイクルはとても便利です。

LOCのサイトでも調整方法についてメリット・デメリット・ピルユーザー・ノンピルユーザーさん向けに情報の提供をしています。
http://mixi-pill.com/aboutpill.html

ピル2.jpg

みなさんのこれからのご予定はありますか?
ぜひこれを機会に婦人科受診されてみてくださいね。
posted by がる。 at 14:04| Comment(0) | SNSコミュから

2012年03月06日

ピルは太る?

探してた元の資料が見つかったので(ここ数日探してたんですが)

他サイトで一度書いた記事に追記して

ピルが太ると言われる原因■体液貯留
■筋肉増強
■脂肪沈着

EE→体液貯留を引き起こす?
エストロゲン→臀部・太腿部・腹部への脂肪沈着
黄体ホルモン→蛋白同化作用
月経痛緩和や妊娠回避のストレスがなくなることによる食欲増加


本当に太るのならばこれらが原因


で、コクラン・レビュー内から抜粋された情報を書きます。
コクラン・レビューとはコクラン共同計画により作成されたシステマティック・レビューのこと。質の高さで定評があり、年4回更新されるコクラン・ライブラリーに収載されている。
あるテーマについて収集した個々の臨床試験文献を、総括的に評価した論文のことで、信頼性が最上位のエビデンスです。
↑っと難しいことを書きながら下記をどうぞ。

***********************************
コクラン・レビューからピルの体重増加に関しての臨床結果
※この臨床結果は「体重が増加した例(一部減少した例)のみを抜粋して書かれているもので、実薬服用と偽薬服用の差を表したもの。体重の変動なし・調査対象でないものは記載されていません)

●ジメチルステロン25mg/エチニルエストラジオール100μgを含む高用量ピルと偽薬の比較
(4周期投与・2.3kg以上の体重増加症例を調査)
ピル投与61例中19例
偽薬投与52例中16例
高用量なのに偽薬群と変わらなかった。

●エチノジオールジアセテート1mg/メストラノール100μgを含む高用量ピルと偽薬の比較
(4周期投与・2.3kg以上の体重増加例を調査)
ピル投与60例中12例
偽薬投与52例中16例
偽薬群の方が体重増加が多い??

●レボノルゲストレル100μg/エチニルエストラジオール20μgを含む低用量ピルと偽薬の比較(第2世代)
(6周期投与・体重変化の調査)
ピル投与群 平均0.88±2.98kg(n=235)
偽薬投与群 平均0.58±2.87kg(n=238)
えーっとあまり変わらないと考えていいのかな。

●ノルエチドロン1mg/メストラノール50μgを含む中用量ピルと偽薬の比較
(4周期投与・2.3kg以上の体重増加例を調査)
ピル投与71例中13例
偽薬投与52例中16例
なぜ偽薬群の方が体重増えてるの?

●ノルエエルゲストミン150μg/エチニールエストラジオール20μを含む低用量経皮吸収ピル
(9週投与・5%以上の体重増加例を調査)
ピル投与92例中10例
偽薬投与44例中5例
同じくらい?
(9週投与・5%以上の体重減少例を調査)
ピル投与92例中2例
偽薬投与44例中3例

●マーベロンとトリキュラーなど第3世代と第2世代3相性のピルの比較
(6週投与で2キロ以上増加を調査)
マーベロンの方が体重増加に関するオッズ比3.3であった。
個人的にはトリキュラーの方が・・・と思ってたので意外。

他ありましたが日本では承認されていないものも多かったため省略。


自分で書いてて頭がこんがらがってきましたが、結局偽薬群とあまり大差ない。

絶対絶対太らないとは言わないけれど、ピル=太るではないということがわかっていただける記事になれば。


*****************
天気予報が午後から晴れるといってたので楽しみにしてたのに小雨が。
久々に太陽が見れるといいなと思ってたのですが、明日に持ち越しそうです。

posted by がる。 at 15:46| Comment(0) | SNSコミュから