2014年07月24日

ニキビ治療

私がニキビに悩んでた年代では、硫黄の匂いのする水のような塗り薬を皮膚科で処方されていた記憶があるのですが、今では皮膚科でもいろんな対応をしてくださるのですね。

この暑さと部活動での汗・疲れのせいか、一気に悪化した子どものニキビを退治すべく
皮膚科受診をしてきました。


illust301.png







治療を受けるにあたっては、ニキビ治療について書かれた資料をいただきました。
値段、効果などをまとめてあったので、とても参考になりました。

例えば塗り薬。
ダラシンTゲルは抗生物質の塗り薬。
ディフェリンゲルは角質を剥がすことで毛穴を詰まりにくくする効果が得られるとか。
これらは保険適用で、塗り薬は他にも自費でいくつか用意されていました。

飲み薬
ルリッドというマクロライド系の抗生剤
漢方薬では十味排毒湯や桃核蒸気湯などを処方されるようです。
自費にはなりますが、ビタミン剤の処方や低用量ピルの処方※女性に限りますが※、ロアキュタンというお薬やスピロノラクトン(男性ホルモンの作用を阻害する働き)の処方も。
選択肢が多いといいですね。


今回ですが、炭酸ガスレーザーでの治療をお願いしました。
自費ではありますが、1部位1000円程度ですし、あまりに赤みと熱を帯びていたので。
私もこの治療をしたことがありますが、痛みはほとんどないのでこちらで様子を見ようと思いました。
他には光線療法。アクネ菌を殺菌する作用のある光を照射してもらいます。
こちらも自費ですが500円程度。
少しでも跡が残らないようにお願いしました。

他に書いてあるのは、スパーライザー。こちらは娘が帯状疱疹になった時にお世話になりました。
痛みや炎症の緩和効果は実感できるものでした。


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私も若い頃はニキビに悩んでかなり化粧品などで浪費しました。
今も昔もニキビに悩む子は多いんですね。遺伝でしょうか・・・うちの子もですが^^;

ニキビは20歳を過ぎても現れて、妊娠してる時も、出産してもできてました。
2人目卒乳後のピル服用からすっかり忘れるほどにニキビができにくくなったのですが、
ストレスから数年前にいきなり大きなニキビが(ーー゛)
その時は【ニキビは病院で】とすでにコマーシャルされていたので、とっとと病院に行った次第です。
治りも早かったですし、治療も合っていたのでニキビに悩まれてる方には皮膚科受診をオススメしたいところですね。


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今日は1日中エアコンをつけてました。
外の気温が恐ろしいくらいに上がっていて、とてもじゃないけど外出したくない!
昨年・一昨年はこんな天気はプールへ!と言っていたのですが、残念ながら今年の子ども達は
プールに行きたいと言わないのですよねぇ・・・やっぱりお年頃なのでしょうか。


posted by がる。 at 20:27| Comment(0) | 日記

2014年07月23日

ロシアの避妊事情・日本と似てる?

http://m.jp.rbth.com/society/2013/03/26/42113.html
ロシアの避妊事情:依然多い妊娠中絶

ロシアの妊娠中絶に関する法律は極めて“リベラル”だ。我国が妊娠中絶数でダントツであり、先進国のみならずCIS諸国の数をも数倍上回っているのも、驚くにはあたらない。

 中絶がこれほど多いのは、避妊の知識が不十分であることもある。避妊薬の錠剤を服用しているのは、ロシア人女性のわずか14%だけだ。
 もっとも1990年の時点と比べると、中絶数は年間410万から120万に下がり、約3分の1になっている。とはいえ、数字は依然高く、当該年齢の女性1000人につき、毎年50回中絶している勘定になる。アメリカでは20回、イギリスでは18回、ドイツでは10回以下にすぎない。



 「原因は法律」

 社会団体「デロバヤ・ロシア」の顧問、アレクセイ・ウリヤーノフ氏は、あまりにもリベラルな法律が原因だと言う。

 実際、ロシアで中絶するのは簡単だ。現在ドイツに住むロシア人女性がこんなことをネットに書いていた。「私の女友達はほとんど毎年中絶しています。病院に行ってお金を払いさえすれば、その場で中絶してくれるので、次から次にやって来るんです」。

 ロシアでは妊娠12週目までは無料で中絶できる。その後は、医師の所見と女性の社会的立場次第(年齢、境遇など)となるが、これも抜け穴が簡単に見つかる。私立病院に行けば、よく言われるように「お金さえ払えば、どんなわがままでもかなえてくれる」のだ。しかも、こうした場合の医師の責任に関しては、一切法的規定がない。



 解決策を提言

 こういう状況を踏まえてウリヤーノフ氏は一連の措置を提言する。これが実現すれば、ロシアの中絶数は3分の1か4分の1になるだろうという。同氏はその措置として、例えば、以下のようなものを挙げている。

 ・病院に行ったその日に中絶するのではなく、一週間間をおく。

 ・女性に対し、心理学者や社会問題の専門家などとの面談を義務付ける。

 ・不法な中絶を行ったか強制した医師・看護師の責任を問う。



 もう一つ中絶数を減らす方法として、避妊の知識を広める啓蒙活動がある。この点でロシアはヨーロッパから遅れをとっている。



 避妊後進国?

 モスクワ大学経済学部と人口学研究所の共同調査によると、※1ロシアでは10%のカップルがまったく避妊をしていないという。ハンガリーでは、そうしたカップルは4%、フランスでは3%、ベルギーでは2%にすぎない。

 もっともロシア人女性の80%は、何らかの避妊をしていると答えているものの、良く聞いてみると、※2避妊リングと避妊薬のような確度の高い方法を使っているのは、それぞれ20%と14%と少なく、他の女性は、月経周期を計算するとか、性行為を“中断”するといった昔ながらの方法に頼っているのが現状だ。
 一つ注目されるのは、こうした数字にはあまり地域差がないということで、モスクワやサンクトペテルブルクのような大都市は、現代的な避妊についてより啓蒙されていそうなものだが、これらの都市も1位はコンドーム(44%の女性がこれが主な避妊手段だとしている)、2位が避妊薬(16%)だ。

 なぜ、こんなことになるのか?一つには根強い医薬品への不信感かもしれない。ネットの書き込みを見ると、多くの女性が相変わらず、ホルモン系の薬は健康に悪影響を与えると断言しているからだ。ところが、中絶による母体への影響については、彼女たちはなぜかあまり考えないのである・・・。

*************************ここまで*************************************
※1http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2266.html
社会実情データ図録から拝見すると避妊の実施率が54.3%となっています。
と言うことは日本の避妊の実施率は45.7%?!海外に比べて10倍ほど、ロシアのこの記事の情報と比べても4倍以上の方が避妊を実施していないということになっちゃうのですが。


※2 日本において避妊をしている人の多くがコンドームを選択。これは75%になります。
 低用量ピルについては普及率から言えば全体の3〜5%程度と言われます。海外に比べるとかなーり低い。
 IUDについてはhttp://www.e-medinavi.com/info-iud-m.htm 情報インデックスから見ると3・1%

IUDと低用量ピルの普及率ってそんなに変わらないのかぁ・・・というのが感想ですね。
問題にされてるロシアの記事を見ても、現状日本の方が避妊については後進国のような気がしてなりません。
妊娠を望まれてらっしゃるならまだしも、まだ妊娠を望んでいない時期であればもう少し真剣に考えてみてもいいかも。

産みたい時に産むためにというキャッチフレーズを使っている[避妊のススメ]
http://www.femalelife.jp/hininno-susume/
分かりやすく書かれているので一度覗いてみてはいかがでしょうか。




summer_b02.png


本日大暑ですね。
暑いです・・・ほんとに。
エアコンのある部屋から出る事が出来なくてウダウダしてますが、子ども達は部活や遊びに
汗かいてました。見習ってちょっと家の掃除でも頑張ってみようかなぁ・・・と思っただけでしがが(ーー゛)
皆さまも体調にはくれぐれもお気をつけて!
 
posted by がる。 at 18:34| Comment(0) | ニュースから

2014年07月22日

夏休み開始/緊急避妊の比較

ご無沙汰しています。
がるです(´ー`)
いつの間にか夏休みが始まっていました。子どもが大きくなると、だいぶ楽にはなりますが
習い事やら部活やらで、なんだか夏休み気分で朝寝坊もしてられない日々になってしまいました。
子どもの夏休みの宿題のように、夏だけはしっかりブログ更新しようと思っています。
9月になると仕事も忙しくなるのでたらーっ(汗)


**********************緊急避妊の比較******************

プラノバールを使った緊急避妊とノルレボではどんな違いがあるのか?という質問を最近見るようになったのでまとめておければと思っています。

検索した時に【薬局あるある。】さんのブログがわかりやすかったので、ご紹介します。

薬局あるある。

http://aruaru.small.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=37


「えっ!?値段こんなに安いんですか?」
「効果は大丈夫??」

-患者さんの状態-
詳細は確認していないが、アフターピルをもらうため病院受診。
前もってネットでノルレボの料金を調べ、1万円以上かかると思っていた様。
今回はプラノバール処方。
病院での料金は不明ですが、うちの薬局での料金は、
自費で660円。
(調剤技術料が60点、薬剤料が6点)
ちなみに薬局によって調剤技術料は若干異なりますし、
場合によっては薬歴管理料などもろもろ加算がかかります。


隣の病院ではノルレボが処方されることもありますが、
先生が何を基準にノルレボかプラノバールかを選んでいるかは不明・・。
患者さんに選択させている訳でもなさそう・・。
んで、このときは、

「ノルレボの場合は調べられた通り1万円以上かかりますが、今回処方のプラノバールは緊急避妊がメインの薬ではなく薬価自体とても安い薬です。
効果はノルレボの方が高いそうですが、具体的な数字はお調べしないとわかりません。」

と返答。

それでは具体的な数字を調べてみましょう。

・・とは言ったものの、
プラノバールの試験データが見つかりませんね・・。

なので、WHO1998試験の中用量ピルと、
ノルレボが今の用法と同じ2錠を1回のみ服用の
WHO2002試験の結果をまとめたいと思います。



比較.JPG










妊娠阻止率って何??
妊娠阻止率って本来これぐらい妊娠していただろうと予測して、
実際に妊娠した数と比べどれぐらい阻止したか。
(予測妊娠数―実際の妊娠数)×100/予測妊娠数

妊娠率だけ見ると低く思えますが、ヤッペ法の阻止率って意外と低いですね。
ってか、予測妊娠数から緊急避妊薬を飲まない場合を計算してみても妊娠率は7〜8%です・・。

排卵日付近の緊急時だとわかっている場合・・、
排卵日付近の妊娠率が25%だと仮定して、阻止率が約50%の中用量ピルのヤッペ法だと妊娠率は12.5%ってことかな??
なので排卵日付近での失敗はヤッペ法では不安が残ります。

ちなみに↑の表は72時間以内に服用した場合です。
4〜5日目に服用してもノルレボは63%の阻止率があります。
3日以内のヤッペ法より上・・。

副作用の悪心や嘔吐も全然違いますね。
吐き気の原因がエストロゲンにあるとよくわかります。


反省

結局具体的なデータをお知らせできずに帰られました。
効果や副作用、用法のことを考えるとノルレボの方がいいですが、値段が高い・・。
まぁ、緊急避妊薬は最終手段なのでその前の避妊をしっかりしましょう。
結局先生の薬のチョイスの基準はわからない。

*************************ここまで********************


1つ、追記させていただくと、緊急避妊薬投与後の【性交あり】群は、妊娠率は【性交なし】群に比較して、妊娠率が高くなっていることが確認されいています。
緊急避妊は投与前72時間以内に十分な措置が講じられなかった性交を、1回経験した女性に対する緊急避妊と言うことを目的・前提としていますし、下に表を出していますが、緊急避妊後の性行為で妊娠に至る可能性も出てくるので、緊急避妊後は適切で確実な避妊または性行為を控えるなどの対処をされた方がいいかと。
医師の指導があればスムーズですね。

LNG後.JPG


posted by がる。 at 14:12| Comment(0) | ニュースから