2013年09月21日

月経随伴症状,社会への損失総額6,828億円!

74%の人が生理痛や不調を実感。放置すると子宮内膜症発症のリスクが2.6倍に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00000002-mycomj-life

経前や月経中に感じる下腹部痛や腰痛、また、乳房がはる、眠くなる、便秘になるなど、人によって現れる症状は変わってくるが、これらは月経随伴症状と称されている。月経随伴症状は毎月反復することで、生活の質を著しく低下させていると言われている。そこでバイエル薬品は、月経のある女性1万9,254人に実施した、月経随伴症状に関する調査の考察を発表した。

○月経随伴症状で年間6,828億円

調査自体は2011年に、インターネットを通じて実施。月経随伴症状(痛み、集中力、行動の変化、自律神経失調、水分貯留、否定的感情)を感じている女性は、回答が得られた全体(n=1万8,174)の74%であった。また、月経痛は月経を有する全体(n=1万9,254)の50%、過多月経(経血量が多い状態)は19%となった。

月経随伴症状での通院経験がある女性は全体の20%にとどまっている一方で、過多月経であると感じている女性では通院している割合がより高く、労働への影響もより顕著にみられたという。

更に調査では、月経随伴症状に関する社会への年間経済的負担額(通院費用/市販薬の費用/労働損失の推計値合計)を算出。総額6,828億円と推計され、その内の72%は労働生産性の損失によるものであるということが分かった。

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○月経が重いなら早めに婦人科へ

同社は調査を通じて、月経随伴症状を有する女性の多くは、症状が重度であっても婦人科を受診しない傾向があると判断。また、それが個人的負担のみならず、社会に対して労働生産性の損失を伴う経済的負担となっているという。

加えて、聖路加国際病院女性総合診療部の百枝幹雄先生は、「月経痛が高頻度にみられる女性では、将来の子宮内膜症発症のリスクが2.6倍高くなることが知られており(※)、子宮内膜症は未治療で放置しておくと不妊の原因となる可能性がある疾患です。これらの疾患は発病に気づくまでに時間がかかることが多いので、月経が重いと感じている場合には早めに婦人科を受診していただくことを願っています」とコメントしている。


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百枝先生のコメントが書かれている記事だったので、ご紹介してみました。

紳士的で穏やかな笑顔の先生です。
勝手にFANですぴかぴか(新しい)


月経痛から解放されてかなり長い事になりますが、私と同年代の方でも
[今 生理中でお腹が痛い・調子が悪い]とおっしゃる方は多いですね。
受診を勧めたりするのですが、なかなか重い腰は上がらず、せめて子宮頸ガンなどの検査は?と聞くと
妊娠した時からしてないとの声も多々。

出産してすでに10年とか経過していても、婦人科の敷居を高く感じる方は多いかもしれませんが
閉経までずっと月経痛を放置するよりも早く改善出来た方が絶対いいと思うのです。
さすがに引っ張ってまで婦人科に連れて行くようなことはありませんが、
季節の変わり目にエステでお肌の調子を上げるように、年に1回でも婦人科に行こうよ!と
誘って行くように出来たらなぁと思います。

年間6,828億円の社会的損失があるとの試算。
結構大きな額ですよね・・・


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9月19日は中秋の名月でしたね。

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お友達がみんなお月見をしているというのに、我が家は連日の暑さと学校行事でハードな運動のおかげか、月がきれいに見える時間にはすでに寝ておりました。

月より団子より・・・睡眠をとってしまいました。
posted by がる。 at 20:03| Comment(0) | ニュースから

2013年09月15日

避妊法、どこまで知ってる?

2人目ご出産後からもお仕事復帰まで早かった清水 なほみ先生が書かれている記事です。

どこまで知ってる? どれが有効? 各避妊方法のメリットとデメリット

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130902-00000009-nallabout-hlth

避妊は、妊娠を目的としないセックスには不可欠。例え結婚していても、妊娠を望む時以外は避妊する必要があります。避妊方法はいくつかあり、避妊の確実性や費用などが異なります。それぞれのメリット、デメリットについて解説します。

■今後妊娠を希望しないなら……避妊手術

・避妊失敗率……約0.1〜0.5%
・費用……約30万円前後

 手術によって女性の卵管や男性の精管を縛り、卵子や精子が通れなくする方法。一度手術をすると元に戻すことはできませんので、今後まったく妊娠を希望しない方のみ選択できる方法です。1度の手術でずっと避妊できるのがメリット。一方で、手術費用がかかることや手術そのものの体への負担というデメリットがあります。

■一度入れれば数年は手間……子宮内避妊具

・避妊失敗率……約0.1〜1%
・費用……1回の挿入が約3〜7万円

 子宮内に避妊具を挿入して着床や排卵を防ぐ方法。避妊具の柄の部分に銅や黄体ホルモン剤が付加されています。一度入れれば、2〜5年ごとに入れ替えるだけで手間がかかりません。子宮内に挿入するため、経膣分娩(出産)をしたことのない方には使いにくいというデメリットがあります。また、挿入してしばらくは不正出血が続いたり、稀に子宮内感染を起こすリスクがあります。

■若い女性にお勧めだが、副作用も……低用量ピル

・避妊失敗率……約0.1〜0.8%
・費用……1シート(1か月分)が2000〜3000円


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 卵胞ホルモンと黄体ホルモンが混ざったホルモン剤を、毎日飲むことで排卵を防ぐ方法。処方箋が必要な薬なので、一般の薬局で自分で購入することはできません。タバコを吸わない健康な女性であれば、10代から40代まで幅広く使えます。また避妊効果以外にも、月経不順・月経痛・PMS・過多月経などの改善が期待できます。デメリットとしては、毎日忘れずに飲む手間があり、飲み初めに吐き気や不正出血などの副作用が出ることがあります。

 服用により卵巣がんや子宮体がんや不妊のリスクを下げることができるため、特に若い方にお勧めの避妊法です。重篤な副作用に「血栓症(血管の中に血の塊ができて詰まること)」があります。頻度は低いのですが、喫煙者・肥満の方・40歳以上の方・高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方はリスクがあります。

■日本人の70%以上が選択……男性用コンドーム

・避妊失敗率……約3〜15%
・費用……商品により異なるが安価


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 日本人の7〜8割が選択している避妊法。価格が安価で使い方が簡便であり、性感染症の予防にもなるという点がメリットですが、使用法が間違っていると確実な避妊にはなりません。緊急避妊を求める患者のほとんどが「コンドームが外れた/破れた」といったトラブルによる来院です。女性が自分の手で避妊できないという点もデメリットとなります。

■今すぐやめてほしい、間違った避妊法

 また、本来避妊法ではないのに、避妊法と勘違いして選択されているものもあります。これらの方法で避妊することはできず、妊娠する可能性は全く否定できません。

□射精前から漏れ出ている……膣外射精

 射精の直前にセックスを中断し、膣内に射精しないという方法。しかし男性性器からは射精前から精子が少しずつ漏れ出しているので、まったく意味がありません。避妊の観点からも、性感染症予防の観点からも非常に危険な方法です。

□安全日は存在しない……安全日(オギノ式)

 月経周期の排卵日近くのセックスを避ける方法。「生理前は安全日」と考える人もいるようですが、人間は機械のように毎月ピッタリ同じタイミングで排卵するわけではありません。実際の排卵日は数日ずれることも多く、いわゆる「安全日」は存在しません。

 オギノ式は、もともと妊娠を希望している方が月経周期のどの時期が「妊娠しやすいか」を判断して妊娠の確率をより上げるために使う方法なので、逆に考えたからといって避妊法として使えるものではありません。

文・清水 なほみ(All About 婦人病・女性の病気)





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避妊法で迷ってらっしゃる方は時々いらっしゃいます。
先日、知恵袋で基礎体温を測定している彼女がいるから、膣内射精をしたいと考えている。
ただ、基礎体温では避妊にならない/避妊出来るという意見が医師の間でもある(基礎体温表をいくつか入手した上で、監修した医師の見解が書かれているのが矛盾している)という事が相談されていました。

結論はどうなるのか・・・ちょっと見守っているところではありますが。


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http://genderacrossborders.wordpress.com/2010/05/09/happy-mothers-daypills-50th-anniversary/
こちらの画像は海外のサイトから。
ピルの50周年を記念しての記事の中にありました。

今回のタイトルから、現在日本では行われていない避妊法が画像で紹介されています。

どこまで知ってる?
何を選ぶ?
そして、これから出てくる避妊法は何かな?
と考えるのも少し楽しみかもしれません。

ただ、女性として殺精子剤や女性用コンドームでの避妊が(日本では)なくなってしまった事は
避妊の選択肢が狭まったなぁと感じてしまいますね。


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9月19日は十五夜ですね。

そろそろ秋の風が・・・と言いたいところですが、本日関西〜関東にかけては
台風が向かっているとのこと。
連休で旅行に行ってる友達から帰れるのかなぁなんて言葉がありました。

そういえば、息子に身長を越されました。
いつかこの日が来るとは思っていたけれど、まさかこんなに早いとは・・・。
あの小さかった息子は今や手も足も私より大きくなってしまいました。
でもまだまだかわいい息子でいてもらってます。
posted by がる。 at 22:32| Comment(0) | ニュースから

2013年09月06日

20代の女性の7割、卵巣・子宮に異常あり?!

7割が卵巣・子宮に異常ある20代女子の「妊娠と出産」のリアル

20代……多くの女性が「いつかはママになりたい」とか、「いつかは産むんだろうな……」「いや、産まない人生もアリかもね」など、ぼんやりと将来の妊娠と出産に対して、ビジョンを持っているはず。

「いつか」のために知っておきたい、妊娠と出産について解説しているのが『with』10月号「体はどうなるの? 産みどきはいつ?妊娠&出産の今から知っておくホントウのこと」特集。体、キャリア、仕事、出産への憧れ、ママブーム、お金についてなど、気になることを網羅しています。

この特集で気になるのは、産むにせよ、産まないせよ、「選択権は自分にある」と思ったら、そもそも「それが誤解」というシビアな事実。「私の体はいつでも産める」と思っていると、手遅れになる可能性が。
 というのも、20代女子に子宮や卵巣のトラブルが急増中。産婦人科医の池下育子先生は、「初潮が早まり、出産年齢が上がったことで排卵の回数が増え、子宮や卵巣に負担がかかることが原因と言われています。特に重い生理痛に悩む方は、今すぐ受診を」と生殖機能のトラブルの危機性について警鐘を鳴らしています。
 これらのトラブルは、治療に時間がかかることもあり、卵巣や卵子の老化のスピードの方が早まってしまうと、一般的な妊娠適齢期20〜34歳に出産できない可能性が。今、医学が進歩したとはいえ、年齢を重ねるごとに卵子は減ります。35歳を過ぎると妊娠する確率が低くなるのも知っておくべきこと。ちなみに、排卵日のセックスでも妊娠する確率は30%程度。これを低いとおもうか、普通と思うか、高いと思うかは、あなた次第。スイッチを押すみたいに妊娠するという誤解は解いておいたほうがいいでしょう。

 また、せっかく生まれた子供に障害が残る可能性についても指摘。20代が大きなリスクを負っているのが、風疹という病気です。
「今、18歳〜30代の世代は、思春期に風疹のワクチン接種が義務でなかったために、抗体が弱い人が多い。風疹ワクチンは妊娠中は摂取できないので、今すぐ摂取を。母親が妊娠初期に風疹にかかると、高い確率で胎児に感染し、先天性風疹症候群という障害を引き起こします」と池下先生は語っています。

 ほかにも盛りだくさんの内容でお届けする、妊娠と出産の事実。「案ずるより、産むが易し」という意見もありますが、今のうちに知っておいた方がいい知識を押さえておいてください。


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記事のタイトルの20代女子にちょっと異議あり。
20代、立派な女性として扱ってください・・・

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http://www2.tba.t-com.ne.jp/2beans/mattari.htm

以前、日本家族計画協会の北村邦夫先生が声を大きくしておっしゃってました。

結婚はいつでもできるけど、出産は期限があるんだ!と。
この言葉を聞いてしばらくしてから卵子の老化というニュースが大きく取り上げられたのですが、
このタイミングはどちらもなかなか難しいですよね。

ただ若いうちに自分の体に異常がないか、不調がないかと言うことを婦人科で相談されることは
良い事だと思います。排卵が子宮や卵巣に負担をかけていてその時期に妊娠を希望されてないなら低用量ピルの服用も選択肢になりますしひらめき

ただ、記事内にある20代の女性の7割の子宮や卵巣に異常があるのか・・・
ちょっと不安の残る数字ではありますが、月経痛がある・周期が安定していないなどあれば
婦人科、少し覗いてみてもいいと思いますよ。
最近の婦人科は綺麗だったり、落ち着いた雰囲気だったり、プライバシーにとても配慮してもらったりで
他の科に比べても女性に優しいと感じてます。

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夏休み終了!
と思ってたらいきなり秋になりましたね。
台風が!!雨が!!と続いた夏休み終盤だったのに、始業式の日は長袖でもいいんじゃない?と
思える気候でした。

でも子ども達は汗だくで帰ってくるんですけどね^^;
posted by がる。 at 15:14| Comment(1) | ニュースから