2012年10月29日

緊急避妊法適正使用セミナーに参加してきました。

応募したのはいつだったかなぁと思いながら、この緊急避妊適正使用セミナーへの参加を
楽しみにしていました。
場所はヒルトンシーホーク

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あすか製薬さんと家族計画協会さんの共催で行われました。

まずは北村先生の講演。
2011年度の中絶率のデータを見ながら、九州・福岡などの中絶率の比較と年代別の数字を見ました。
福岡県高い・・・。
それからECからOCへの移行をどのようにオススメできるかという案から
韓国における緊急避妊の問題まで幅広くお話しいただきました。

北村先生の講演後、少しの時間でしたがHRA社の方からの新しいECの説明と今後の展開。
作用機序などを(英語を通訳されつつ)お話がありました。


次は安達先生と弁護士の小林先生のセッション。
・承認薬があるのに未承認薬を処方することについて
・未成年へのEC処方について、EC後妊娠に至った場合についての法律的解釈など
・医師の説明責任について
などなど、日ごろ私たちユーザーにとってはあまり接しない話題でしたが
周りの参加されてる先生方の反応は【同意書を取ってなかったので考えさせられた】といった
ご意見も聞かれました。


ディスカッションはECからOCへ現場の医師への質問など。
福岡市内の中央レディースクリニックの結城先生と看護師のサカイさん。
北九州市のみつもとクリニックの光本先生が壇上に。
年間どれくらいのECの処方があったか、ヤッペ法も併用されてらっしゃるのか。
それに対しての妊娠に至った例はあるか、処方した年齢層などもお話されてました。
またEC処方時OCの指導はあるか、その後受診される患者さんはどの程度か、ECのリピート率など。

また看護師のサカイさんからは北村先生を『低用量ピルは服用したくない女性』に見立てて
どのように低用量ピルを勧めているかの実践的な説明が・・・これは・・・本当にお疲れ様でした^^;

セミナー終了後、別室にてお食事をとりつつ懇談会に参加させていただきました。
日頃フェイスブックで交流をさせていただいている佐賀の大隈先生、精力的にDVや性教育の講演をされている岡山の上村先生、そしていつかお会いしたいと思っていた大分の谷口先生!
お会いできてとてもうれしかったです。先生方、優しく声をかけていただき居心地よかったです。

この懇談会にて大学病院の婦人科部長の先生ともお話できました。
またあすか製薬さんからもたくさんのお話をいただき、とても得したセミナーでした。

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懇談会中、北村先生が参加されてる先生方にマイクを渡され、ピルについて、月経移動について、ECについてなどの意見を一言づつお話をと勧めてらっしゃいました。
たくさんのご意見、賛成・反対論があり、それを聞きつつ談笑していると北村先生から「いろんな意見があって面白いでしょ!」とお声をかけていただきました。


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ちょうど座った席の隣で2人の先生がお話されてました。
[うちはまだノルレボ入れてないんだけど先生のところは?]
「うちはすぐに入れたよ。いいよ。副作用のトラブルで電話する人もいなくなったし目の前で飲んでもらうから飲み忘れたとかもないしね〜」
なんてお話を。

半日でしたが、あっという間に終わった日曜日のセミナーでした。
お料理もおいしかったし、たくさんの人と出会えた実のある1日。
先週は本当に忙しかったので今週はのんびりしようかな?
posted by がる。 at 13:04| Comment(0) | 日記

2012年10月22日

女性QOLと妊孕能

子宮頸がん検診の目的は女性QOLと妊孕能

http://news.cabrain.net/article/newsId/38217.html

自治医科大さいたま医療センター産科婦人科の今野良教授は、「子宮頸がん検診のエンドポイントは、女性のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)と、妊孕能(=妊娠する能力)に設定すべき」と指摘した上で、細胞診にHPV検査を併用することで、発見精度を高めるだけでなく、検診間隔を延ばすことができると強調した。 キャリアブレインは、今野教授にインタビューした。その要点は以下のとおり。

 厚生労働省は、子宮頸がん検診にHPV検査を導入する方針ですが、ようやく世界に追い付くことになります。欧米やアジアの子宮頸がんの学会では、HPV検査は、世界でコンセンサスが得られた方法になっています。

 がん検診の有効性を判断するには、死亡率の減少効果を示す必要があると言われますが、子宮頸がんのエンドポイントは、すでに死亡率ではありません。浸潤がんになれば、子どもを産めなくなります。日本の産婦人科臨床医の現場では、それを避けるために、浸潤がんに至る前、すなわち、上皮内がん、あるいは高度異形成(CIN3)で円錐切除術を行っています。そのためには、高い感度で病変を検出するHPV検査を導入し、早期治療する必要があります。

 国内で現在、20歳以上を対象に2年に一度、細胞診で検診が行われています。細胞診にHPV検査を併用することで、検診間隔を延ばし、受診する女性の負担を軽減できます。HPV検査は30代以上が適切な対象です。検診間隔はとりあえず3年。中長期的には、米国同様に間隔を5年にまで延ばすことも可能だということを我々のデータが示唆しています。20代では病的意義のないHPV感染を検出することもあるので、適応とはなりません。

 新たな検診項目が加わることで、過剰診断が増えると懸念する声もあります。しかし、検診アルゴリズム(運用)により解決できます。細胞診の結果を、HPV検査でトリアージ(選別)するのです。細胞診「陰性」かつ、HPV「陰性」の受診者は、次回の検診は3年後。受診者のほとんどが、これに該当します。

 一方、細胞診「陰性」、HPV「陽性」だった受診者は、1年後に同様の検診をします。現在も細胞診で「陽性」と「陰性」の区別が付かないASC-USの場合、HPV 「陽性」では精密検査の対象になり、HPV「陰性」であれば、1年後に検診を行っており、これよりリスクは少なくなるわけです。つまり、HPVを併用することで、特異度(陰性のものを正しく陰性と判定する確率)を高め、不必要な精密検査を増やさないようにします。

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たまたまヤフーのニュースの
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000001-cbn-soci

厚労省は来年度予算の概算要求に、女性のためのがん検診推進事業に必要な116億円を計上。同省は、子宮頸がんを早期発見し、進行がんによる死亡率を減少させるためのがん検診で、現行の細胞診に加えて、罹患率の高い30代を中心にHPV検査を実施する方針を示している。

という部分を見ていて探してきたのですが、賛否両論あるような気もしますね。
同じキャリアブレインのニュースでは
子宮頸がんHPV検査併用に“待った”- 国がん検診研究部の濱島ちさと室長
という見出しも並んでました。

正直、子宮頸ガンの検査率が上がらないのはその費用や精度ではなく、婦人科で内診をするのが
恥ずかしい、面倒くさいといった意見が(私の周りでは)多いような気がします。

・中学の2つ上の先輩は子宮頸ガンの検査は受けたこともなく、不正出血で受診。医師は子宮摘出を勧めたものの、未婚で出産も望んでいたため円錐切除術で様子を見ることに。結果的に再発して入院中。

・叔母は仕事の忙しさから6年検診せず。胆石で入院後、子宮頸ガンも発覚。手術するも胃がんも発見され、現在抗がん剤治療中。

・40歳の友達。妊娠時以降子宮頸ガン・乳がんの検査はしたことないよーと。

なんで?と聞くと、行こうとは思うんだけどねーという答えが返ってきます。

厚生労働省様、どうかキャンペーンも大事ですが、婦人科の敷居を下げてください。
子宮頸ガン検診+乳ガン検診をしたらネイルやカットのサービス券がついてくる!とかダメかな^^;


ついでに月経痛の相談もPMSの相談も
いっしょにどうぞ〜みたいに行ける病院であったらいいのだけど
なかなか難しいですね・・・


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10月も20日を過ぎると4Fに住んでるうちにも
きんもくせいの香りがしてきます。

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この香りがすると、10年以上前に入院していた父に会いに
毎日1時間半かけて病院へ車を運転していた日々を思い出します。

posted by がる。 at 21:21| Comment(0) | ニュースから

2012年10月11日

お友達がピルデビュー。

こちらに越してきて3年目になるかな?
ここ最近、若いお友達がたくさん出来て、ランチもご一緒する機会があった24歳の
美容師さん。
ずっとピルに興味津々で、お会いするたびに色々と相談されつつ・・・

一昨日『今日からトリキュラー〜(*´∇`*) 』なんてメールをいただきました。
何時に飲めばいい?
定時早めて大丈夫?
避妊効果はいつから?
と、すごい質問攻めでしたが、例えば近くにピルユーザーの友達がいなかったら
この質問、病院に聞くほどでもないけど・・・聞きたい!なんてことがたくさんあるんだろうなぁと。

ただ当日にはメールがあったけど、昨日と今日はメールがなかったってことは
特に不調もなく開始出来てるんだろうなぁ・・・大丈夫?なんてメール必要ないかな!



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今日は地元の百貨店で京都展をしているとのことで
お目当て
開晴亭のヒレステーキカツサンド
さいき屋のだしまき玉子
をめざして行ってきました。
すごい人でしたが、お目当てゲット。
ヒレステーキサンド、めっちゃおいしい〜と1人遅めのランチをしました♪

ついでに大好きな化粧品カウンターチェック。
本当はジバンシーに行きたかったんだけど、BAさん1人、お客様1人しかいなかったので
久々にエスティに。
最近遠ざかってたエスティで美容液を購入して、袋もらったら

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ピンクリボンついてました。
忘れてた!というか失念してた・・・そろそろ受診しなければ。
そしてもうすぐエコーだけじゃなくってマンモもしなきゃならない年齢に。
近くにかかりつけの婦人科があるのですが、ただ今休薬期間まっただ中なので
頸ガン検査が一緒に出来ないなぁと思いつつ、出血が治まったら早速検診してきます。

今から乳癌も発症率の増える年齢に差し掛かるので
忘れず忘れず。


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最後になりましたがiSP細胞研究での山中伸弥先生のノーベル賞受賞、本当に
喜ばしいニュースになりましたね。
このiSP細胞ではいくつか婦人科領域でも研究がされているようです。
まだまだスタートラインに立った研究とおっしゃってましたが今後のご活躍に
期待しています。

posted by がる。 at 16:00| Comment(0) | 日記